エンジニアを束ねる管理職

ネットワークエンジニアは主にクライアントからの依頼を受けて、その企業におけるコンピュータネットワークシステムの構築や保守管理などに当たるのが主な仕事内容となる。ただし、大規模なネットワークシステムの管理運用を行う場合には、一人でその業務を専属でするということはあまりなく、むしろ複数名でチームを組んで対応に当たることが多くなる。こうしたチームに管理職を置く場合もあるが、複数のチームを束ねるものとしてより上位に管理職を置くケースも見受けられる。いずれにしても組織として行動する以上は、管理する者がいなければ組織としてはおかしくなるのは自明である。
ネットワークエンジニアを束ねる現場の管理職としては、彼ら同様に仕事をよく熟知しているものを配置するのが好ましいとされている。業務の具体的な内容が分からなければ管理をしようがなく、また彼ら職員の立場が分からなければ指示も出しようがないのだ。一方で多くのチームを束ねるより広範囲での管理職としては、進捗状況などに重点を置いて行動することが求められる。すなわち、クライアントからの納期までの対応ができるかどうかや、従業員の管理をどうしていくかなどである。このため、彼らを適材適所で配置していくことも考えていくことが重要である。つまり、広い視野で物事を判断し、いかに利益を生み出していくがポイントで、どうしていくべきかがそのための対応力が問われる業務が主な仕事となる。